日本タナトフォビア協会は、タナトフォビア(死恐怖症)についての社会的認知向上を図り、タナトフォビアを抱える人々やその家族にサポートを提供することを目的とした団体です。
協会の活動
1.タナトフォビアの社会的認知の向上
一般の方々にタナトフォビアについての正しい知識を提供し、偏見や誤解を減らすための啓発活動を行います。
また、タナトフォビアではなくても、死について日頃から考え、ポジティブに毎日を生きるためのヒントとなるような啓発活動も行ってまいります。
2.タナトフォビアの知識の普及
最新の研究や対処法に関する情報を提供し、専門家との連携を通じて正確な情報を発信します。
現状、タナトフォビアに関する包括的で最新の情報を入手できる場がありません。当サイトを通じて、タナトフォビアに関する最新の知見および包括的な情報を発信することで、広く正しい知識の普及に努めてまいります。
3.タナトフォビアを抱える人たちの交流
タナトフォビアを抱える方々が安心して情報を共有し、支えあえる場を提供します(現在、準備中)。
今後タナトフォビアを抱える方たちの交流の場を設けたいと考えています。仲間の存在を知るだけでも心強く、日々の活力につながりますが、ふとした悩みや不安を共有できる場があることで、さらにタナトフォビアのコントロールが可能となると考えます。
4.タナトフォビアで悩む人のカウンセリング活動
専門のカウンセラーによる個別のカウンセリングやグループセッションを通じて、心理的なサポートを行います(現在、準備中)。
看護師、心理カウンセラー等の専門家がお一人お一人のお話を伺う場を設けます。
タナトフォビアは疾患名ではなく数ある特徴の一つです。また、タナトフォビアか否かのゼロサムでもなく、グラデーションのある症状です。日常生活に支障をきたし医療的介入が必要と考えられる場合には、医療機関への受診をおすすめします。
少し話を聞いてもらいたい。
話すことで自分を整理し、明日への活力につながるという方々に向けて、カウンセリングの機会の提供を予定しています。
5.タナトフォビア関連の調査および研究
タナトフォビアに関する最新の研究を支援し、その成果を広く社会に還元するための活動を行います。
死生学に関する研究では、死への態度として先行研究が存在します。しかし、タナトフォビア(死恐怖症)にフォーカスした研究やその対処法に関する研究はほとんど行われていないのが現状です。
大学や研究機関と連携し、タナトフォビアの様態や対処法を科学的アプローチによって解明すべく、調査・研究を実施します。将来的には、日本タナトフォビア学会の創設を目指しています。